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おっちーの演劇日記

広島で制作の仕事と、演劇活動をしているおっちー演劇漬けの毎日

引き出しの種類

台本を3本抱えている・・・
無理でないと確信して受けているけれど、
やっぱりキツイのはキツイ。
その内の1本は、お隣の市で財団さんがされている戯曲講座の台本。

越智は「エンターテイメント系」とか「アングラ系」とか
日常とは結構離れた台本ばかり書いてきた。

市民ミュージカルはエンターテイメント系。
タイムスリップしたり、日常ではありえない事が起こったりする。
(ファンタジー系と言うのかもしれない)

越智が好きなのは結構アングラ寄りで、フィリップジャンティ寄り。
ク・ナウカさんやアグリーダックリングさんのように
不思議で、奇妙で、空想なのか現実なのか境目が分からず、
話も分からないものも多い。(構成と台本が上手いところのは大抵分かる)
でも涙が出るくらいすごい衝撃を受ける。そんなのが好き。

それは日常を切り取った作品で
感動出来るものとまだ出合えていないからだと思っていた。

舞台で繰り広げられる「日常」。
例えば、ざっと思い出してみると最近では
介護をテーマにした作品、離婚をテーマにした作品、殺人をテーマにした作品を観た。
でもどれも・・・観ているうちに冷めてしまう。

舞台で繰り広げられる日常よりも、すぐ隣にある今の現実の方がもっとリアルで、
直に身体を切られる感じがするからだ。

毎日のニュースでもそういう事件は良く見る。舞台で観なくてもすぐ隣に本物があるのだ。
もう現実だけでいい・・舞台でまで見たくない、という思いもある。
だから越智はそういう台本は書いてこなかった。

でも、ある日、とある舞台のDVDを観て大号泣した。
今回の戯曲講座の講師の作品だった。
淡々と流れる大人たちの普通な毎日の話で、別に何か特別な事が起こるわけでもなく。
その中でも「今を生きている」描かれ方に感動した。
ぜひこの人の講座ならば受けてみたい!
あんな台本を書いてみたい!書くぞー!
と、参加したものの・・・。

書けない・・・

1時間たっても
半日たっても
1日たっても
1週間たっても・・・書けない。

で、気づいた。
あ、分かった、引きだしが無いんだ。
今まで、そういうストックを作ってこなかったから
そういう目線で過ごしてこなかったから。

非日常的な事はホイホイとどんどん思いつく。
どんどん台本も書ける。なのに日常は書けない。
いかに自分が現実にアンテナを張って生きていないかよく分かった。

締め切りは明日・・・
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